疾患詳細

疾患詳細





#200150
Choreoacanthocytosis (CHAC)
(Levine-Critchley syndrome)
(Acanthocytosis with neurologic disorder)
(Neuroacanthocytosis)
(Chorea-acanthocytosis)

舞踏病有棘赤血球症
(Levine-Critchley 症候群)
(有棘赤血球症-神経症状)
(神経有棘赤血球症)
(舞踏病-有棘赤血球症)

責任遺伝子:605978 Vacuolar protein sorting 13A (VPS13A) <9q21>
遺伝形式:常染色体劣性

(症状)
(GARD)
<80%-99%>
 Acanthocytosis (有棘赤血球症) [HP:0001927] [2200]
 Ataxia (運動失調) [HP:0001251] [028]
 Muscular hypotonia (筋緊張低下) [HP:0001252] [0242]
 Pallor (蒼白) [HP:0000980] [01406]
 Peripheral neuropathy (末梢ニューロパチー) [HP:0009830] [0204]
<30%-79%>
 Abnormal bleeding (異常出血) [HP:0001892] [2207]
 Abnormal urinary color (異常な尿色) [HP:0012086]
 Abnormality of vision (視力異常) [HP:0000504] [06011]
 Anxiety (不安) [HP:0000739] [02201]
 Areflexia (無反射) [HP:0001284] [0242]
 Attention deficit hyperactivity disorder (注意欠陥多動性障害) [HP:0007018] [02204]
 Cerebral cortical atrophy (大脳皮質萎縮) [HP:0002120] [160121]
 Chorea
 Death in early adulthood (早期成人期死亡) [HP:0100613]
 Developmental regression (発達退行) [HP:0002376] [0125]
 Difficulty in tongue movements (舌運動障害) [HP:0000183] [08109]
 Distal upper limb muscle weakness (遠位上肢筋筋力低下) [HP:0008959] [0270]
 Dysarthria (構音障害) [HP:0001260] [0230]
 Dysgraphia (書字障害) [HP:0010526] [02622]
 Dystonia (ジストニア) [HP:0001332] [0240]
 Elevated serum creatine kinase (血清クレアチニンキナーゼ上昇) [HP:0003236] [2045]
 EMG abnormality (筋電図異常) [HP:0003457]
 Fatigue (疲労) [HP:0012378] [01410]
 Gait disturbance (歩行障害) [HP:0001288] [028]
 Limb muscle weakness (四肢筋力低下) [HP:0003690] [0270]
 Memory impairment (記憶障害) [HP:0002354] [0123]
 Muscle fiber atrophy (筋線維萎縮) [HP:0100295] [0270]
 Myopathy (ミオパチー) [HP:0003198] [0277]
 Orofacial dyskinesia (口腔顔面ジスキネジア) [HP:0002310] [02605]
 Progressive distal muscular atrophy (進行性遠位筋萎縮) [HP:0008955] [0270]
 Protruding tongue (舌挺出) [HP:0010808] [08109]
 Seizures (けいれん) [HP:0001250] [01405]
 Tremor (振戦) [HP:0001337] [02604]
 Ventriculomegaly (脳室拡大) [HP:0002119] [03010]
<5%-29%>
 Abdominal pain (腹痛) [HP:0002027] [01420]
 Abnormality of the foot (足異常) [HP:0001760] [156]
 Abnormality of the thyroid gland (甲状腺異常) [HP:0000820] [212]
 Acute hepatic failure (急性肝不全) [HP:0006554] [01811]
 Ascites (腹水) [HP:0001541] [01802]
 Cataract (白内障) [HP:0000518] [0640]
 Dementia (認知症) [HP:0000726] [0123]
 Elevated hepatic transaminase (肝トランスアミナーゼ上昇) [HP:0002910] [01811]
 Feeding difficulties (食餌摂取障害) [HP:0011968] [01411]
 Hepatomegaly (肝腫) [HP:0002240] [01813]
 Hypertrophic cardiomyopathy (肥大型心筋症) [HP:0001639] [0273]
 Lymphadenopathy (リンパ節腫大) [HP:0002716] [2228]
 Malabsorption (吸収障害) [HP:0002024] [18045]
 Nausea and vomiting (悪心嘔吐) [HP:0002017] [01425]
 Nystagmus (眼振) [HP:0000639] [06609]
 Recurrent respiratory infections (反復性呼吸器感染) [HP:0002205] [014230]
 Self-injurious behavior (自傷行為) [HP:0100716] [02511]
 Short stature (低身長) [HP:0004322] [0130]
 Sleep disturbance (睡眠障害) [HP:0002360] [0152]
 Splenomegaly (脾腫) [HP:0001744] [01817]
 Vasculitis (血管炎)  [HP:0002633] [1125]
 Weight loss (体重喪失) [HP:0001824] [01411]

 Aggressive behavior (攻撃的行動) [HP:0000718] [02200]
 Autosomal recessive inheritance (常染色体劣性遺伝) [HP:0000007]
 Caudate atrophy (歯状核萎縮) [HP:0002340] [1601250]
 Disinhibition (脱抑制) [HP:0000734] [02204]
 Drooling (流涎) [HP:0002307] [01807]
 Dysphagia (嚥下障害) [HP:0002015] [01820]
 Hyporeflexia (低反射) [HP:0001265] [0242]
 Mood changes (情緒変化) [HP:0001575] [02205]
 Parkinsonism (パーキンソニズム) [HP:0001300] [028]
 Personality changes (性格変化) [HP:0000751] [02217]
 Pes cavus (凹足) [HP:0001761] [15602]
 Progressive (進行性) [HP:0003676]
 Progressive choreoathetosis (進行性舞踏病アテトーゼ) [HP:0007326] [02600]
 Psychosis (精神病) [HP:0000709] [0206]
 Self-mutilation of tongue and lips due to involuntary movements (不随意運動による舌と口唇の自己切断) [HP:0008767] [02511]
 Sensory neuropathy (感覚ニューロパチー) [HP:0000763] [025]
 Skeletal muscle atrophy (骨格筋萎縮) [HP:0003202] [0270]
 Tics (チック) [HP:0100033] [02617]

(UR-DBMS)
【一般】嚥下困難
 流涎
 けいれん
 認知症 (一部)
【神経】*筋萎縮 / 筋力低下 (後半)
 *顔面チックを伴う進行性舞踏病 (若年成人発症) → 重度の体幹および四肢舞踏病 / 口腔顔面デイスキネジア (oral facial dyskinesis) / 頻回の舌咬
 *腱反射深部低下
 構音障害
 ジストニア
 パーキンソン症状
 末梢性感覚ニューロパチー
 性格変化
 気分の変化
 不安
 脱抑制
 精神病
 攻撃性
 舌と口唇の自己断裂
 頸部屈曲, 間歇性
【X線】尾状核萎縮 (CT / MRI)
 被殻萎縮
【血液】*成人型 有棘赤血球 (acanthocytosis) (赤血球の10-50%)
【検査】CK高値
 *血清リポ蛋白値正常
【その他】発症年齢23-59歳
 臨床に差異
 進行性疾患
 神経症状は Huntington 病に非常に類似する (HD, 143100)

【一般】食餌摂取困難
 正常なまたは異常な脳波
 (知能低下 )
【神経】
 錐体外路症状
 筋緊張低下
 (Gilles de la Tourette 症候群様
 Huntington-様
 Friedreich ataxia-様)
 車椅子生活
【四肢】凹足
【X線】中脳異常
【検査】正常な神経伝導速度
 攣縮 (筋電図)
【血液】貧血

(要約) 舞踏病-有棘赤血球症 (Chorea-Acanthocytosis) (2019.4.18)
(Choreoacanthocytosis; ChAc)
●舞踏病-有棘赤血球症 (ChAc) は, 進行性運動異常, 認知および行動変化, サブクリニカルミオパチー, 慢性高CK血症が特徴である
 有棘赤血球症と名付けられているが, この特徴は多様である
 運動異常は, 大多数は四肢舞踏病であるが, 一部の患者はパーキンソン病を示す
 ジストニアが多く, 口囲や特に舌にみられ, 構音障害や重度の嚥下障害と体重喪失を生じる
 習慣的な舌および亢進の咬傷, 舌突出ジストニアが特徴的である
 進行性認知および行動変化は, 前頭葉症候群に類似する
 けいれんは患者のほぼ半数でみられ, 初発症状かもしれない
 ミオパチーは, 進行性遠位筋消耗と筋力低下となる
 平均発症返礼は約30歳であるが, 10歳未満または60歳代での発症もみられる
 慢性進行性経過をとり, 2-3年内に主要な身体障害となりうる
 寿命は減少し, 死亡年齢は28-61歳である
●診断:主に臨床所見, 特徴的MRI所見, 筋疾患の証拠による
 CT/MRI: 尾状核萎縮と側脳室前角の拡張がみられる
 MRI:尾状核と被殻のT2シグナルの増加
 有棘赤血球は赤血球の5-50%にみられる (一部ではなし, または疾患の後半に出現)
 高CK血症は大多数にみられる
 筋生検:中心核と萎縮線維
 VPS13A の変異
●治療: 対症的
 botulinum toxin: 口腔顔面舌ジストニアの軽減
 食餌介助, 言語療法,機械的保護具,垂足へのススプリント
 けいれん; phenytoin, clobazam, valproate, and levetiracetam
 抗うつ剤または抗精神剤
 ドパミン拮抗剤
●遺伝:常染色体劣性
●臨床診断
・運動障害→進行性; 大多数は舞踏病, 一部はパーキンソニズム
 ジストニアが多くみられる (特に口と舌)
 特徴的不随意的舌挺出, 食事性ジストニア,習慣性舌および口唇咬傷→構音障害,嚥下障害,体重喪失
・進行性認知および行動変化 (前頭葉症候群に類似); 社会的抑制喪失,実行能喪失
・けいれん; 50%以上でみられ初発症状かもしれない
 →側頭葉起源 (家族性側頭葉てんかん)
・ミオパチー:進行性で遠位筋衰弱と筋力低下が特長だがサブクリニカルかもしれない
 深部腱反射と振動覚低下が多い→軸索ニューロパチーによる
 錐体路は障害されず,足底反射は屈曲筋性である
・軽微な眼球運動異常;上方視制限または緩徐なサッカード
 網膜は正常
●神経画像
 CT/MRI: 尾状核萎縮, 側脳室前角拡大
  尾状核と皮殻は著名な容量の減少を示す (frontal plane で)
  軽度の全般性大脳皮質萎縮, 前頭葉萎縮
 MRI: 尾状核と被殻の T2シグナル増加, まれに鉄沈着
  海馬硬化と萎縮も多い
●筋および肝酵素
 血清CK増加 (大多数で)
 血清LDH, AST, ALTの増加 (より少ない)
●電気生理学的検査
 感覚軸索異常, 神経伝動速度正常,感覚活動電位減少
 筋電図: 神経原性変化
●有棘赤血球症: 5~50%
 一部の患者ではみられないか,後半にみられる
(決定方法) 血液を0.9%食塩水と10 U/mL heparinで1:1に希釈する
 30分室温放置後位相差顕微鏡で鏡検
 正常は有棘赤血球は6.3%未満
 乾燥スメアは不正確
●Chorein 検出; ウェスタンブロット解析による
 →赤血球でのchoreinの欠損または著名な減少
 ※McLeod 症候群は Huntington 病様2では正常である→完全長choreinの欠損がChAcに対して診断的である
●遺伝子型-表現型相関→不明
●命名
 最近は choreoacanthocytosis より chorea-acanthocytosis が多く使用される
 neuroacanthocytosis は神経症状と有棘赤血球症を伴う非特異的な疾患名である
 →McLeod 症候群, abetalipoproteinemia (Bassen-Kornzweig 症候群), または hypobetalipoproteinemia を含む
 "Levine-Critchley 症候群" →結論はまだ
  Critchley et al [1967] のオリジナル家系はVPS13A変異が証明された [Velayos-Baeza et al 2011]
  Levine et al [1968] のオリジナル家系はまだ遺伝子評価されていない
  "chorea-amyotrophy-acanthocytosis syndrome" と "familial amyotrophic chorea with acanthocytosis"は現在は使用されない
●頻度:500-1000人と推定
●鑑別診断
1) Huntington 病 (HD)
 HD と ChAcの舞踏運動と画像所見はほぼ同じである
 性格と行動変化も類似している
 けいれんは ChAc でより多く, HDでは若年型でのみ報告されている
 血清 CK または肝酵素増加は HDでは通常みられない
 HDの平均発症年齢は 35 〜 44 歳である
 平均生存期間は発症後 15 〜 18 年である
 HTT のCAG/polyglutamine tractの伸長が原因, 常染色体優性で表現促進がみられる
2) Wilson 病
 神経精神疾患と肝酵素増加の患者で鑑別診断が必要
 発症年齢は3歳〜50歳以上
 反復性黄疸, 単純な急性自然治癒性肝炎様疾患, 自己免疫型肝炎, 激症肝不全または慢性肝疾患あり
 運動異常 (振戦, 協調運動障害, 巧緻運動喪失, 舞踏病, 舞踏病アテトーゼ)または拘縮性ジストニア (仮面様顔貌, 拘縮, 歩行障害, 偽球麻痺)あり
 精神障害として, うつ, 神経質, 性格異常, まれに知的悪化あり
 血清銅低値, セルロプラスミン低値, 尿中銅排泄増加
 ATP7B 変異が原因, 常染色体劣性
3) McLeod 神経有棘赤血球症候群 (MLS)
 男性でみられる中枢神経, 神経筋, 血液学的症状を伴う多系統疾患で ChAc と相当オーバーラップする
 神経変性性基底核疾患で, 運動異常, 認知障害, 精神症状がみられる
 サブクリニカルな感覚運動軸索異常症, 筋力低下または萎縮がみられる
 有棘赤血球, 代償性溶血, McLeod 血液型 (Kx赤血球抗原発現欠損とKell血液型発現減少による)
  ChAc ではKell血液型抗原の発現は正常である
 XK 変異が原因, X連鎖性
4) Pantothenate kinase-連関性神経変性症 (PKAN)
 進行性ジストニアと基底核への鉄沈着
 発症は10歳以前
 構音障害, 拘縮, 色素性網膜症を伴うことが多い
 約25%は10歳以後に非典型的症状を発症 (目立つ発語障害, 精神障害.より緩徐な進行)
 有棘赤血球がみられる
 "HARP syndrome" (hypoprebetalipoproteinemia, acanthocytosis, retinitis pigmentosa, and pallidal degeneration) はアレリック疾患である
 "トラの眼"が特徴的 MRI所見である (淡蒼球)→98%
 PANK2変異, 常染色体劣性
5) Huntington 病類似症2 (HDL2)
 ChAc と HDに似た臨床像が中年でみられる
 運動, 情緒および認知障害進行し, 10-20年で死亡する
 JPH3 変異 (>41 CTG trinucleotide repeats)が原因, 常染色体優性
 少数で有棘赤血球がみられる
6) Abetalipoproteinemia (ABL) and hypobetalipoproteinemia (HBL)
 有棘赤血球, 構音障害, ニューロパチー, 無反射あり
 色素性網膜症, ビタミンE欠乏症, 脂肪便, (基底核運動障害なし)

<指定難病9 神経有棘赤血球症>
概要
 有棘赤血球を伴う舞踏病には, 数疾患が含まれている。
 代表は有棘赤血球舞踏病と McLeod 症候群である。
 その他 , ハンチントン病類症型 (Huntington disease-like 2→ JPH3遺伝子変異) や PKAN (Pahtothenate kinase associated neurodegeneration; =Hallervorden-Spatz syndrome→ PANK2遺伝子変異)などもこの群に含まれる。
 いずれも末梢血に有棘赤血球を認め, 神経学的には舞踏運動を中心とする不随意運動を認める。わが国での疫学調査では全国で約 100 人程度 の患者が見出されているが, 詳細は不明である。
原因
 有棘赤血球を伴う舞踏病のうち, 代表疾患である有棘赤血球舞踏病および McLeod 症候群に関しては, 病気の原因となる遺伝子が明らかにされており, 診断基準も明確なものとなっている。他方, その他様々なタイプについては, 疾患概念等更なる調査を要する。
症状
 口の周りにみられる不随意運動が多い。舞踏運動(コレア)として, 自分の意志とは無関係に生ずる顔面・四肢のすばやい動きを認め, ハンチントン病よりも口のまわり, 特に舌の不随意運動が目立つ傾向があり, 口の周りや舌を噛んでしまい, 変形してしまうことが多い。手足の不随意運動としては, 上肢では顔の周りをなでるような運動が多く, 歩行の際には腰を折るような運動が加わることが多く見られる。認知障害は比較的軽く, むしろある事柄にこだわりを持つというような強迫症状や固執性を示すことが多い。
治療法
 原因遺伝子の機能に関しては, いまだ不明な点が多く, 根治療法は開発されていない。対症療法として舞踏運動に対しては抗精神病薬が使用され, てんかんに対しては抗てんかん薬を用いる。
予後
進行性疾患で予後不良である。本症の自然歴には不明な点が多い。
<指定難病診断基準> ハンチントン病類症型 (Huntington disease-like 2→ JPH3遺伝子変異) や PKAN (Pahtothenate kinase associated neurodegeneration; =Hallervorden-Spatz syndrome→ PANK2遺伝子変異)などもこの群に含まれる。
「有棘赤血球舞踏病」,「Mcleod症候群」の確定診断例又は臨床診断例を対象とする。
1) 有棘赤血球舞踏病
 A:臨床所見
  1) 好発年齢は若年成人(平均 30 歳代)であるが, 発症年齢の分布は思春期から老年期に及び, 緩徐に増悪する。
  2) 常染色体劣性遺伝が基本である。優性遺伝形式に見えることもある。
  3) 口周囲(口, 舌, 顔面, 頬部など)の不随意運動が目立ち, 自傷行為による唇, 舌の咬傷を見ることが 多い。
    咬唇や咬舌は初期には目立たないこともある。
  4) 口舌不随意運動により, 構音障害, 嚥下障害を来たす。
  5) 体幹四肢にみられる不随意運動は舞踏運動とジストニアを主体とする。
  6) てんかんがみられることがある。
  7) 脱抑制, 強迫症状などの神経精神症状や認知障害がしばしば認められる。
  8) 軸索障害を主体とする末梢神経障害があり, 下肢遠位優位の筋萎縮, 脱力, 腱反射低下・消失をきた す。
 B:検査所見
  1) 末梢血で有棘赤血球の増加をみる。
  2) βリポタンパクは正常である。
  3) 血清 CK 値の上昇を認めることが多い。
  4) 頭部 MRI や CT で尾状核の萎縮, 大脳皮質の軽度の萎縮を認める。
 C:遺伝学的検査
  VPS13A遺伝子に異常を認める。
 D:鑑別診断
  次の疾患が除外できる。
  症候性舞踏病 :小舞踏病, 妊娠性舞踏病, 脳血管障害
  薬剤性舞踏病:抗精神病薬による遅発性ジスキネジア, その他の薬剤性ジスキネジア
  代謝性疾患 :ウィルソン病, 脂質症
  他の神経変性疾患:歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症, ハンチントン病
E:診断のカテゴリー
 確定診断例:VPS13A遺伝子の遺伝子変異の検出による。
 臨床診断例:以下の4項目を認める。
 1)常染色体劣性遺伝様式の遺伝歴が見られる。
 2)口周囲・体幹・四肢の舞踏運動を認める。
 3)有棘赤血球が陽性である。
 4)鑑別診断の全疾患が除外可能である。
2)Mcleod 症候群
 A:臨床所見
  1) 伴性劣性遺伝様式をとる。
  2) 30-40 歳代に発症することが多い。
  3) 舞踏運動を主とする不随意運動を口周囲, 四肢体幹に認め, 他にチック, ジストニア, パーキンソニズ ムを見ることもある。咬唇や咬舌はほとんど認めない。
  4) 軸索型末梢神経障害を大多数の症例で認め, 腱反射は消失する。
  5) 筋障害(四肢筋)を認める。
  6) てんかんがみられることがある。
  7) 統合失調症様精神病症状などの神経精神症状や認知障害をしばしば認める。
  8) 心筋症や溶血性貧血, 肝脾腫をしばしば認める。
 B:検査所見
  1) 末梢血で有棘赤血球の増加をみる。
  2) βリポタンパクの欠如がない。
  3) 血清 CK 値の上昇を認める。
  4) 針筋電図所見では筋原性, 神経原性所見の双方を認めることがある。
  5) 頭部 MRI や CT 像で尾状核の萎縮, 大脳皮質の軽度の萎縮を認める。 
  6) 赤血球膜表面にある Kx 蛋白質の欠損と Kell 抗原の発現が著減している。
 C:遺伝学的検査
  XK遺伝子に異常を認める。
 D:鑑別診断
  次の疾患が除外できる。
  症候性舞踏病:小舞踏病, 妊娠性舞踏病, 脳血管障害
  薬剤性舞踏病 :抗精神病薬による遅発性ジスキネジア, その他の薬剤性ジスキネジア
  代謝性疾患 :ウィルソン病, 脂質症
  他の神経変性疾患:歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症, ハンチントン病
 E:診断
  確定診断例:XK遺伝子異常の検出による。
  臨床診断例:以下の4項目を認める。
  1)伴性劣性遺伝様式の遺伝歴がある。
  2)体幹・四肢の舞踏運動を認める。
  3)有棘赤血球が陽性である。
  4)鑑別診断の全疾患が除外可能である。

(責任遺伝子) *605978 Vacuolar protein sorting 13A (VPS13A) <9q21.2>
.0001 Choreoacanthocytosis (200150) [CHAC, ILE90LYS] (rs119477052) (gnomAD:rs119477052) (RCV000004946) (Rampoldi et al. 2001)
.0002 Choreoacanthocytosis [CHAC, 1-BP INS, 6404T] (RCV000004947) (Rampoldi et al. 2001)
.0003 Choreoacanthocytosis [CHAC, 260-BP DEL] (RCV000004948) (Ueno et al. 2001)
.0004 Choreoacanthocytosis [VPS13A, ARG208TER] (rs119477053) (gnomAD:rs119477053) (RCV000004949) (Dobson-Stone et al. 2002; Rampoldi et al. 2001)
.0005 Choreoacanthocytosis [VPS13A, EX57DEL] (RCV000004950) (Saiki et al. 2003)
.0006 Choreoacanthocytosis [VPS13A, 1-BP DEL, 6059C] (RCV000004951) (Lossos et al. 2005)
.0007 Choreoacanthocytosis [VPS13A, 7-KB DEL] (RCV000004952) (Lossos et al. 2005)
.0008 Choreoacanthocytosis [VPS13A, 37-KB DEL] (RCV000004953) (Dobson-Stone et al. 2005)
.0009 Choreoacanthocytosis [VPS13A, 2-BP DUP, 3556AC] (RCV000004954) (Ruiz-Sandoval et al. 2007)
.0010 Choreoacanthocytosis [VPS13A, TRP435TER] (RCV000030800) (Tomiyasu et al. 2011)

(ノート)
●(#) は, この表現型が chorein (CHAC; 605978)として知られるタンパクをコードする 9q21 にある遺伝子の変異により生じるため

●舞踏病有棘赤血球症 (CHAC) はまれな疾患で, 進行性神経変性および赤血球の有棘赤血球症が特徴で, 20~10歳代で発症する (Rubio et al., 1997)
 常染色体劣性疾患と考えられるが, 明らかな常染色体優性遺伝が報告されている

●表現型が類似する疾患として McLeod 症候群 (314850) も参照すること

臨床症状
●Critchley ら(1967, 1968) は, 成人型の有棘赤血球症を記載した
 →神経学的異常と明らかに正常な血清リポ蛋白があった
 発端者は20歳代半ばで, 全身衰弱としかめ顔, ジストニアおよび舞踏病を含む不随意運動で発症した
 口腔顔面運動は特に劇的で, 患者は口唇, 舌および頬部に多数の咬傷をもっていた
 神経学的症状は, Gilles de la Tourette 症候群 (137580) または Huntington 病 (143100)と類似していた
 発端者同胞の4例は, 神経症状をもっていた
 めいは有棘赤血球症とFriedreich ataxia (229300) を示唆する神経疾患をもっていた

●Estes ら(1967) とは, 4世代19例がある程度の神経異常をもつ1家系を報告した
 →15例が有棘赤血球症をもち, 4例がもっていなかった
 有棘赤血球症は, 全赤血球数の1~20%であった
 有棘赤血球症の程度と神経症状の重症度に明らかな連関はなかった
 low density (β) または high density (α) リポ蛋白の量に異常はなかった
 主な神経症状には, 筋力低下と萎縮, 下肢けいれん, 協調運動障害, 低反射, 舞踏病およびけいれんがあった
 遺伝は常染色体優性に一致した
 Levine ら(1968) は, 疾患はニューロン性だと結論した

●Critchley ら(1970) は, 英国から1例を報告した
 →女性1例が舌, 口唇および頬部の自己切断を示した
●Aminoff (1972)は, 別の1家系を報告した
 肢帯および近位四肢筋力低下, 腱反射欠損および膀胱機能障害が他の症状であった

●Cederbaum ら(1971) および Bird ら(1978) は, 進行性舞踏病と認知症, および末梢血に有棘赤血球をもつ1家系同胞3人を観察
 吸収障害または血清βリポタンパクの異常はなかったが, 有棘赤血球症がみられた
 剖検では著明なニューロンの喪失と尾状核と被殻のグリオーシスが証明された
 兄弟1人と姉妹1人は32歳と39歳で死亡し, 発端者は41歳の男であった
 両親は健康だったが血縁があった
 発端者の2人の子供は健康であった
 Critchley ら(1967, 1970) の家系は同じ疾患だと推測した
  この家系は優性 (100500)と考えられたが, 劣性の可能性もある
 Copeland ら(1982) は, 有棘赤血球症と基底核変性をもつ1例で, 赤血球膜のn 2-D O'Farrell gel electrophoresis で 100,000 MW 範囲のタンパクの異常に高いレベルを発見した
 この患者は, Bird ら(1978)が報告した家系出身であった (Motulsky, 1982)

●Yamamoto ら(1982) は, 正常血清リポ蛋白レベルをもつ神経有棘赤血球症の同胞2例を報告した
 特徴には, 発声を伴う口腔舌チック様運動, 口唇と舌の咬傷, 嚥下障害, 軽微なパーキンソン症状および舞踏病があった
●Spitz ら(1985) は, 運動および発声チック, パーキンソン病, 遠位筋萎縮および有棘赤血球症の血縁家系の兄弟2例を報告した
 神経症状は, 20歳代で最も明瞭となった
●Villegas ら(1987) は, 両親が正常な同胞患者2例を報告した
 患者は貧血や溶血のサインはもっていなかった

●Vance ら(1987)は, 3家系からの患者7例を報告し, 遺伝は常染色体劣性の可能性が最も高いと結論した
 発端者3例中2例は最初は Huntington 病と診断されていた
 MRI は, 尾状核と淡蒼球萎縮を示した
 義務的ヘテロ接合体は有棘赤血球症を示さなかった
 著者らは, 本疾患は他の地域より日本に多いかもしれないと述べた (Kito ら, 1980; Nagashima ら, 1979; Yamamoto ら, 1982)
 Vance ら(1987)は, 文献をレビューし, 2例以上の患者家族がいる9家系中2家系がおそらく常染色体優性で, 7家系が常染色体劣性だと結論した

●Hardie ら(1991) は, 19例 (家系例12例と非家系例7例) で神経有棘赤血球症をレビューした
 平均発症年齢は32例 (8-62歳)で, 臨床経過は, 通常, 半数以上で, 認知障害, 精神病症状および有機的精核変化を伴い進行性であった
 1/3以上の症例がけいれんをもっていた
 口腔顔面舌の不随意運動と偽球症状は, 嚥下障害や構音障害を生じることが多かった
 舞踏病はほぼ全例でみられ, ジストニア, チックおよび無動-強直症状も生じた
 CT 画像は, 大脳萎縮を示したが, 尾状核萎縮は少なかった
 1例での剖検は, 広汎なニューロン喪失と栓状核, 淡蒼球および黒質のグリオーシスを明らかにした
●Kartsounis and Hardie (1996) は, 神経有棘赤血球症19報告例の臨床症状をレビューした
 最も一定した神経症状は, 前頭葉機能障害と精神病であった
 →皮質下痴呆症を示唆するパターンであった

●常染色体劣性神経有棘赤血球症でのband 3 protein (109270) 異常についての考案はKay (1991) をみよ

● Rinne ら(1994) は, 神経有棘赤血球症の3例で, 黒質のニューロン濃度減少を証明した
 パーキンソン病のように, 腹外側領域が最も障害されていたが, 軽度によりびまん性分布であった

●Sorrentino ら(1999) は, 有棘赤血球症-神経症状の経過で有棘赤血球症が遅く出現することを記載した
 患者は37歳男性で両親はまたいとこであった
 彼は孤発例であった
 発症は20歳で, 性格の変化, 性的抑制障害, 攻撃性, 散発性の口腔顔面舌ジスキネジアであった
 頭, 肩, 体幹, 四肢の持続性舞踏病性運動が後に出現した
 28歳時, 散発性の全身性強直間代性けいれんが生じ, 33歳以後は消失した
 その時の神経学的検査は, 舌および口唇の自己切断, 構音障害, 軽度のびまん性筋萎縮および深部腱反射欠損であった
 血液スメアは有棘赤血球を示さなかった
 3年後彼が神経症状の進行のため再検査された時, 新鮮な Wright 染色は50%の有棘赤血球を明らかにした

●Requena Caballero ら(2000) は, 両親に血縁のある34歳の男性を記載した
 けいれん, チック, 舞踏病運動, 気分変化が特徴の進行性神経疾患をもっていた
 血液に有棘赤血球がみられた
 creatine kinase 値は亢進していた
 Normobetalipoproteinemia があった
 McLeod 症候群の KX (314850) の変化はなかった
 連続した神経イメージ検査は進行性尾状核萎縮を証明した
 筋生検は非特異的ミオパチーの存在を確認した
 遺伝的研究は 9q21 領域のホモ接合体を証明した

●Walker ら(2002) は, 著者らが常染色体優性神経有棘赤血球症と考えた, 1家系3例を報告した
 56歳の発端者は, 最初は Huntington 病と診断されていた
 3例全例が末血スメアで30~35%の有棘赤血球症をもっていた
 しかし, この家系の患者で, Walker ら(2003)はjunctophilin-3 遺伝子のトリヌクレオチドリピート伸長を証明した (605268.0001)
 → Huntington disease-like-2 (HDL2; 606438)の診断を確定した
 Walker ら(2003)は, HDL2は神経有棘赤血球症の鑑別診断で考慮すべきだと示唆した

●Lossos et al. (2005) は, 遺伝子解析で確定された神経有棘赤血球症の関連のないユダヤ人患者3例を報告した (605978.0006; 605978.0007)
 患者の1例は思春期から始まる抜毛癖をもっていた
 →他の神経有棘赤血球症症状が始まる20年前
 彼女は, 神経有棘赤血球症の分娩後悪化を経験した
 別の1例は, 他の神経有棘赤血球症症状が始まる約10年前の血清CKの増加と肝脾腫を示した

●Gradstein et al. (2005) は, 神経有棘赤血球症3例で眼球運動異常を記載した
 全例が VPS13A 遺伝子のヘテロ接合体変異と CHAC に典型的な MRI で基底核変性をもっていた
 眼球運動所見は, CHACでの基底核の外側の神経変性部位として脳幹を示唆した

●Ruiz-Sandoval et al. (2007) は, ホモ接合体VPS13A変異を伴う神経有棘赤血球症をもつ両親に血縁のあるメキシコ人メスティソ姉妹2例を報告した(605978.0009)
 発端者は, 32歳で発症し, 重度の疾患進行を示した
  42歳時, 彼女はるいそう, 構語障害をもち, 単純な命令にのみ反応した
 反対に, 彼女にの姉妹1例は45歳で発症し, 主に運動および言語チック, パラノイア様行動およびうつを示した
 Ruiz-Sandoval et al. (2007) は, 患者達は同じ変異をもつにもかかわらず, この家系での疾患の臨床的異質性に気付いた

遺伝
●Spitz et al. (1985) は, 運動および音声チック, パーキンソニズム, 遠位筋萎縮, および有棘赤血球症をもつ血縁のある1家系2例を報告した
 神経学的特徴は20歳代で最も明らかとなった
●Villegas et al. (1987) は, 両親が正常な患者同胞2例を報告した
 患者は貧血または溶血のサインをもっていなかった

●Vance et al. (1987) は, 3家系患者4例を報告し, 遺伝は常染色体劣性の可能性が最も高いと結論した
 発端者3例中2例は, 最初にハンチントン病と診断された
 MRI は, 尾状核と被殻の萎縮を示した
 義務的保因者は有棘赤血球症を示さなかった
 著者らは本疾患は日本で最も多いかもしれないと述べた (Kito et al., 1980; Nagashima et al., 1979;Yamamoto et al., 1982)
 Vance et al. (1987) は, 文献をレビューし, 2例以上の患者がいる9家系中, 2家系はおろらく常染色体優性, 7家系は常染色体劣性であると結論した

診断
鑑別診断
●Walker et al. (2002) は, 著者らが常染色体優性舞踏病有棘赤血球症だと考えた3例をもつ1家系を報告した
 56歳の発端者は, 最初はハンチントン病だと診断されていた
 全3例は末梢血スメアで30-35%の有棘赤血球症をもっていた
 しかし, この家系の患者で, Walker et al. (2003)はjunctophilin-3遺伝子のトリヌクレオチドリピートの伸展を証明し(605268.0001), Huntington disease-like-2 (HDL2; 606438)の診断を確定した
 Walker et al. (2003) は, HDL2は有棘赤血球症の鑑別診断で考慮すべきだと示唆した

マッピング
●Rubio ら(1997) は, いろんな地域からの11家系でCHACの分離解析をおこなった
 全家系で再構成マーカーである GATA89a11 および D9S1843にflankされる9q21の6-cM領域への連鎖を発見した
 maximum 2-point lod score は 7.1 (theta = 0.0) が D9S1867 で得られた
 この結果は血族結婚の子孫でのhomozygosity-by-descent analysisで確認された
 この結果は同時にCHACに対する単一遺伝子座が含まれる証拠を提供した

分子遺伝学
● Rampoldi ら(2001) は, Rubio ら(1997) により報告された CHAC 11家系で, chorein をコードする遺伝子の16の異なる変異を証明した (例 605978.0001)

● Ueno ら(2001) は, CHAC の日本人3家系患者4例で, VPS13A 遺伝子欠失のホモ接合体を証明した (605978.0003)
 患者でない両親は欠失のヘテロ接合体であった
 ハプロタイプ解析は創始者高かを示唆した

● Dobson-Stone ら(2002) は, 神経有棘赤血球症43例で, CHAC 遺伝子全体に分布する57の異なる変異を証明した (例 605978.0004)
 7例では, 1つのみのヘテロ接合体変異が発見された
 4例では, 疾患変異はなかった
 著者らは, 小さな遺伝子欠失または再構成がこれらの患者で検出されていないかもしれないと述べた

In 2 affected sibs from a Japanese family with choreoacanthocytosis with apparent autosomal dominant inheritance, Saiki et al. (2003) identified heterozygosity for mutation in the CHAC gene (605978.0005).

●Dobson-Stone et al. (2005) は, 神経有棘赤血球症のフランス人系カナダ人3家系の患者で, VPS13A 遺伝子のホモ接合体 37 kb 欠失を証明した (605978.0008)
 ハプロタイプ解析は創始者効果を示唆した

命名
●Sakai ら(1985) は, 'Levine-Critchley 症候群' が本疾患の最良の命名であると示唆した
 彼らは神経有棘赤血球症という用語は不適当だと考えた
 →チック, ジストニアまたはパーキンソン病が臨床像で優位かもしれないため (Spitz ら, 1985)
  '神経有棘赤血球症' は, また, Bassen-Kornzweig 症候群 (200100)を含む可能性があるため不適当であると考えられた
●Jankovic ら(1985) は, 他の2つの神経有棘赤血球症があると述べた
 1つは, hypobetalipoproteinemia (107730) に伴う
 1つは, McLeod 症候群の部分症状である

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*Vance, J. M.; Pericak-Vance, M. A.; Bowman, M. H.; Payne, C. S.; Fredane, L.; Siddique, T.; Roses, A. D. and Massey, E. W.: Chorea-acanthocytosis: a report of three new families and implications for genetic counselling. Am J Med Genet 28: 403-410, 1987

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